ゴールデンウィークも後半に突入ですね
今日は子供の頃の思い出の話をさせて下さい
私が幼かった頃、家族で東京のほうへ遊びに行った時、
父と母がいつも指を指しながら教えてくれたのです。
(ほら、あの煙突・・3本になったり4本になったりするでしょ?)
(お化け煙突と呼ばれているんだよ)
電車や車で移動しながら煙突を見ていると、
確かに煙突の本数が変わっていくのです。
(なぜ?)
その時は本気で不思議に感じたのを覚えています。
種明かしをすれば何の事はなくて・・・(-_-;)
4本の煙突が菱形に建てられていたので、
見る場所によって、本数が変化して見えただけなのですが、
あれから半世紀以上経つのに、なぜか鮮明に覚えているのです。
家族でタクシーに乗った時、運転手さんが遠くの煙突を指指しながら、
まだ幼かった私に教えてくれるのです。
(ほら 見ててごらん 煙突の数が変わっていくからね・・・)
当時のタクシーはハンドルの左横にシフトレバーがあるタイプでした。
車の運転の事は全く知らない子供だったので、
タクシーの運転手さんが、何度もレバーを操作していたのを見ながら
(何を動かしているのだろう?)
(あの棒(シフトレバーの事です)は何だろう?)
と思いながら、煙突の本数が変わっていく情景を見ていたのです。
煙突のあった発電所は昭和38年まで稼働していたそうです。
昭和30年代の一コマをお伝えさせていただきました。